Mazzi Fine Art Blog
ホロスコープの話 No.46
2020-06-08 by
Maci
Oroscopo
ホロスコープとアートの神秘
星が魂に影響を与えることが賢明であるとは考えていた中世後期とルネサンスでは、
星が人体と気候に影響を与えることは一般に受け入れられおり、
占星術の原理を医学や気象学に適用することに異議はありませんでした。
ルネサンスでは、いくつかの魔術師や哲学者が占星術の概念を開発し、
この時代をこの実践の歴史の中で最も重要なものにしました。
たとえば、新プラトン・アカデミーの
マルシリオ・フィチーノ(1433-1499)Marsilio Ficino (1433-1499)は、
占星術の医学的および魔法的機能を認めました。
全ては、自然の摂理を理解した中で機能する
自然の魔法(宇宙のパワー)です。
レオナルド・ダ・ヴィンチ も、
宇宙のパワーを巧妙に取り入れています。
彼は、本物のアーティストであり、サイエンティストです。
マッジー・フランチェスコも宇宙のパワー、
サイエンスを重要視しています。
古代から、芸術は科学や哲学、
占星術や宇宙(高次元)と密接に繋がりを持っていました。
レオナルド・ダ・ヴィンチ の
『最後の晩餐』は、
芸術と科学、芸術と哲学、芸術と占星術、
伝統的な最後の晩餐というテーマの明確なメッセージに加えて、
レオナルドの絵画は別の暗黙のメッセージを持っています。
科学的瞑想(宇宙論)と占星術の概念に由来する秘儀を集中させています。
フィレンツェのネオプラトニズムのような正確な文化に基づいて、
プトレマイオス宇宙論とアラビア数秘術を組み合わせています。
レオナルドにとって、絵画の仕事は、自然の模倣ではなく、
線と色の驚異的かつ外部的な現れとして理解され、
画像の魔法を通して、
最も隠されたものの内部構造を把握しようとする試みとして目に見えないものとの境界、
それらの宇宙とアストラル(霊体)の本質が検出されます。
そこから、すべてのレオナルドの絵画の前で、神秘的で不可視なものを
視聴者に与え、魅了(意識を高次に向かわせる)しています。
本物のアートとは、この様にパワーと明確なテクノロジーを持ち、
優れたものであり、
私達はその様なアートを皆様の人生に
取り入れて欲しいと願っています。
目に見えないものを目に見えるようにする、
その真実の根底にある内面の現実を
風景や顔の外面から浮かび上がらせることにより
真実の
非常に明快な気づき、
非常に厳格さ、
真実の投影、
ピタゴラスとヘルメス・トリスメギストゥスの難解な教義、
哲学者の宇宙論的貢献。
実際、レオナルドにとって、絵の表現におけるメシアと12人の使徒は、
小宇宙であり、火、土、空気、水の4つの要素、
その12個の黄道十二宮(ホロスコープ)による、
アストラル「大宇宙」の正確な転置です。
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